ストーン・ヘンジは世界遺産の巨石遺跡です。
三段階に分けて建設されました。
第一段階は紀元前3000年頃で、円形の土手と堀が造られ、円に沿ってオーブリー・ホールと呼ばれる直径1メートルの穴が連なって掘られています。円内への入口は夏至の日の出の方向と一致します。部族の何らかの儀式用の集合場所として使用されたと思われます。
第二段階は紀元前2600年頃で、中央に木造の建物が造られましたが、現在は残っていません。
第三段階は紀元前2200年から1600年にかけて、中央ヨーロッパからやって来たビーカー族によって造られた石のモニュメントで、1000年の間に何度か並べ替えられました。
私たちがストーンヘンジと聞いて思い描く巨石遺跡は第三段階で築かれたものです。
石は2種類あって、大きな方はサーセン・ストーンと呼ばれ、平均25トン、最大45トンの石が56個、30キロ離れたマルボロ・ダウンズから陸路で運ばれ、馬蹄型とそれをとりまく円形状に並べられました。
小さな方はブルー・ストーンと呼ばれ、最高4トンが60個、385キロ離れたウエールズ南西部から海岸づたい→川→最後の9キロのみ陸路で運ばれ、二重の三日月形に配置されました。
巨大なサーセン・ストーンをどうやって組み立てたが謎ですが、それだけの労力を集められる統治力を持つ人が存在していたということです。
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