アラビアのロレンスこと、トーマス・エドワード・ロレンス(1888~1935)が、
1923年から(没年の)1935年まで住んでいた家、クラウズ・ヒル。
正確には、ロレンスは近くのボヴィントン基地に赴任し、基地で寝泊まりし、
執筆したり、音楽を聴いたり、息抜きのために借りた家です。
ここで隠居生活を送るつもりで家を買いましたが、退任して数カ月後、バイク事故を起こして生涯を終えます。
ロレンスが埋葬されているのは、聖ニコラス教会の墓地。
ロレンスは第一次世界大戦が勃発すると、カイロの諜報部員としてアラブに向かいました。
英国の連絡将校兼アラブ軍の軍事顧問としてアラブの情報収集に努めるロレンスは、青い目のベドウィンとなってアラブ文化に同化しながらアラブ人の信頼を勝ち得ます。
オスマン・トルコの軍事拠点であったアカバを陥落させ、アラブの救世主と崇められ、次々と戦果を挙げますが、
彼を評価しない英国政府や、部族間争いをやめようとしないアラブ人に嫌気がさし、退任を申し出ます。
こちらはお墓の近くにあるティー・ルーム。
昔は学校だったのだそうです。
写真に撮るのを忘れちゃったけど、
ロレンスの資料部屋もあります。
ここのアップル・ケーキ&クリームは最高です。
夏だったら、お庭でお茶もいいですね。
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