現在ナショナル・トラスト所有のハーディー・コテージは、
ナターシャ・キンスキー主演の映画「テス」の原作Tess of the d'Urbervillesの作者、
トーマス・ハーディー(1840-1928)が生まれた家です。
16歳でドーチェスター、21歳でロンドンの建築事務所に入り、勤めますが、
健康を害して故郷に戻り、コテージで療養生活をすることになります。
ハーディーの文学への情熱はここで開花し、数々の作品を生み出します。
身分不相応な夢を抱き、階級を越えようとしたことで破滅に向かう主人公たちを描いた作品が多くて、暗いんですけどね~。
こちらは聖マイケルズ教会。
入ってすぐの所に、ハーディーの墓がありますが、ここに埋葬されているのは彼の心臓だけで、
遺体は火葬され、遺灰がウエストミンスター寺院の詩人のコーナーに埋葬されています。
別の角度から見た聖マイケルズ教会。
教会の中に入ってみました。
小さくて、かわいい田舎の教会ですが、
立派なパイプオルガンがありました。
ハーディーの祖父も、父も、そして彼自身も、
毎週この教会に通っていたのだそうです。
椅子のクッションの刺繍が綺麗でした。
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