リバティーとモリスの工房があったマートン・アビー。
昔、ここには1117年に創立された修道院があり、
オックスフォードのマートン・カレッジ(1264年)を創ったウォルター・ド・マートン司教などを輩出しましたが、
修道院は1538年にヘンリー8世の宗教改革で破壊されました。
1700年代になると、ユグノーがここで織物を初め、
1724年には染付けが始まり、
いろいろな人の手を経て、
1831年、エドマンド・リトラーが工房を手に入れます。
1875年頃からリバティーは布の染めをリトラーズに依頼するようになり、
1904年、最終的にリバティーは染色工場を買収します。
1881年、モリスも隣りの染色工場を買っていましたから、
ここにはリバティー(1904-1982)とモリス(1881-1940)というイギリスを代表する
テキスタイルの会社の染色工場が両方あったわけです。
現在、マートン・アビーはマーケットになっています。
この建物は1906年にアーサー・リバティが建てました。
テキスタイルの歴史に興味がある人は、必見の場所です。
マートン・アビーの隣を流れるウォンドル川。
画家ミレイがオフィーリアの背景として描いた
ホッグミル川はすぐ近くです。
帰りは、
こんな道を
川沿いに
歩いて、
バス停に着きました。
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