イングランド銀行は、1694年、英国王ウイリアム3世が対仏戦争の戦費調達のために作った銀行です。正面玄関の鉄扉には、オランダのウィリアム3世が乗ってきた帆船が刻まれています。やがて紙幣が発行されるようになり、中央銀行に発展していきました。
マンション・ハウスはシティ市長公邸として1752年から使われています。
毎年11月第2土曜日に行なわれるロード・メイヤーズ・ショーはここから出発します。1757年製の黄金の馬車に乗った伝統衣装に身を包んだ市長、ギルド関係者、音楽隊、市民がパレードします。このパレードの由来は、1215年のジョン王の時代にさかのぼります。獅子心王リチャード1世が戦争で残した債務の後始末に困った弟のジョン王がシティを味方につけるため、勅令を発します。シティのギルドから独自の市長を選んでも良いが、王に忠誠を誓うということです。以来、新市長が選出される10月28日の翌日、新市長は部下を引き連れ、ウェストミンスター宮殿に出向き、忠誠を誓う行事が始まったのです。1752年にユリウス暦からグレゴリオ暦に改暦されましたが、そのとき11日間のズレが生じました。そのため、500年以上続いていたパレードが11月9日に変更。さらに200年が過ぎて、交通渋滞を回避する目的で、1959年から11月の第2土曜日になりました。
チープサイドは中世の時代、主要な商業街でした。「チープ」とは古いゲルマン語で「市場」という意味です。
セント・ローレンス・ジェーリー教会
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