2018年3月22日木曜日

イースター・サタデー

グッド・フライデーとイースター・サンデーの間の土曜日は祝日ではありません。金曜日に磔にされて亡くなったキリストが日曜日に復活する間の日というだけです。英国では店も開いてるし、普通の日です。国によってはイースター・イブを徹夜で祝うそうですが、英国ではそんなこともありません。

まあ、イースターというのはユダヤ教の過ぎ越しの祭りを元にしており、ユダヤ教では土曜日というのは安息日にあたります。つまり何もしてはいけない日ということになります。

何もないのはつまらないので何かないかと調べてみたところ、聖書には記されてないのですが、キリストが埋葬されてから復活するまでの間、魂は遺骸を離れて黄泉の国へ行っていたという解釈があることを発見しました。上の絵はフィレンツェのサン・マルコ修道院にあるフラ・アンジェリコの「冥界のキリスト」です。冥界には旧約聖書の人々(アダムとイヴとか・・・)がいて、キリストは悪魔を打ち倒し(この絵では扉の下敷きになっています)死者たちを上の世界へと導きます。キリストが手にしているのは「復活」の旗。これはイングランド国旗の聖ジョージ旗で、サッカーやラグビーの試合のとき、イングランドのサポーターたちが持っているのと同じ旗ですね~。

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