キャサリン妃が結婚式の日に身につけた物のブランドが明らかになってきました。
ウエディング・ドレスはセーラ・バートンのデザイン。
Sarah Burtonはセントラル・セント・マーチン出身。1996年に「ALEXANDER McQUEEN」デザイン・スタジオに入り、2000年からレディースRTW(既製服)部門のチーフとして活動。2010年2月11日に亡くなった Alexander McQueenを引き継ぐ形で、「ALEXANDER McQUEEN」全てのコレクションの デザインを統括しています。
ショップはAlexander McQueen, 4-5 Old Bond Street, W1S 4PD
ウエディング・ドレスの肩を覆うレースは、ハンプトンコート内にある英国王立刺繍学校(Royal School of Needlework) で作られました。
レースにはイングランドのバラ、スコットランドのアザミ、アイルランドのシャムロック、ウエールズの水仙が織り込まれています。レースと糸を新品同様に保つため30分ごとに手を洗い、鋭さを保つため縫い針を3時間ごとに交換したのだそうです。
ちなみに、Royal School of Needleworkは、クイーンズ・アパートメントの下階、
ファウンテン・ガーデンに出る手前にあります。
ブーケはシェーン・コノリーの作品。
Shane Connolly Flowers, 7 Brecewell Road, W10 6AE
Shane Connolly Flowers, 485-491 Latimer Road, W10 6RD
ブーケに使用された花は、
スズラン、ヒヤシンス、ビジョナデシコ、ギンバイカ。
ビジョナデシコは英語でsweet william。
頭上に輝くティアラはカルティエ(Cartier)の作品で、1936年にジョージ6世がクイーン・マザーにプレゼントしたものです。
イヤリングはキャサリンの両親からのプレゼントで、
彼女の紋章である樫の葉とドングリがデザインされています。
ロビンソン・ペラム(Robinson Pelham)。ショップの住所は非公開
結婚指輪はウォルツスキー(Wartski)
ショップは 14 Grafton Street, W1S 4DE
こ の店の歴史が面白い。1920年代に先見の明があった先代のエマニエル・スノーマン氏が革命後のロシアに渡り、ソビエト新政府が資金繰りに窮して売りに出 したファベルジュの作品を買い付けました。これが今日でもウォルツスキーのファベルジュ・コレクションの中核になっています。
ファベル ジュはロシア皇帝アレクサンドル3世とニコライ2世の御用を勤めた宝石デザイナーで、英国での人気は、ロシア皇帝アレクサンドル3世妃と英国王エドワード 7世妃が姉妹であったことに起因しています。ファベルジュの作品はアレクサンドラ妃を通じて英王室に紹介されました。
現在、ファベルジュの三大収集家とは、英国王室、ウォルツスキー、そしてニューヨークのフォーブス・コレクションです。フォーブス氏 所蔵のイースターエッグは、ウォルツスキーから購入したものだそうです。
ウォルツスキーでは、ファベルジュ以外にもルネッサンス期からアールデコ期までのジュエリーを扱っています。
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