グリニッジで一番美しいのは、旧海軍士官学校の建物でしょう。
クリストファー・レンが設計し1712年に完成した、バロック様式の建物です。
初めは負傷した船乗りのための病院として建てられましたが、1873年から1998年まで海軍士官学校になり、1999年からはグリニッジ大学として使われています。
聖ポール大聖堂と、同じ建築家によって、同じ時期に建てられたので似てますね~。
ペインテッド・ホールはジェームズ・ソーンヒルによって描かれました。
天井にはウイリアム3世&メアリ2世が描かれていますが、
描くのに何年もかかったので、その間に王様が変わり、壁画にはジョージ1世と2世が描かれています。
画家のソーンヒル自身も描かれています。
このホールは毎日、無料で公開されています。
昨年、ここで「パイレーツ・オブ・カリビアン」の撮影が行われました。
このシーンはここで撮りました~。
映画公開中は、ジョニー・デップの衣装まで展示してありましたよ~。
お隣にはチャペルがあります。
聖壇の絵はベンジャミン・ウエストの作品です。聖ポールがマルタ島で難破した時の話が描かれています。嵐で遭難した人々を温めるために焚き火をしているときに、毒蛇が腕に巻きついてきたので、退治して、炎に蛇を投げ込んだところが描かれています。
立派なパイプ・オルガンもあります。
素晴らしい建物ですが、ほとんど人通りはありません。
ここがよく映画の撮影に使われている理由がわかりますね~。
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