客待ちのタクシーの中に、
最近よく見かける大型タクシーがありましたので、調べてみました。
ロンドン・タクシーは、コベントリーに本拠を置くロンドン・タクシー・インターナショナル(LTI)が1948年の創業以来、累計10万台以上のロンドン・タクシーを生産しています。
1958年から1997年まで造られていたオースチンFX4
1997年から2002年まで造られていたTXⅠ
2002年から2006年まで造られていたTXⅡ
2007年から現在まで造られているTX4
ロンドン・タクシー・インターナショナル社は、現在も年2700台のロンドン・タクシーを製造していますが、2010年、親会社のマンガニーズ・ブロンズ社が大株主の中国の自動車メーカー吉利汽車に経営権を渡し、LTIはボディーや車台の製造を停止、上海にある両社の合弁会社が供給、英国工場を組立専門とすることになりました。
そして、今年(2012年)メルセデス・ベンツなどとの競争で赤字が続いたところに、大規模なリコール(回収・無償修理)が重なり、資金繰りが行き詰まりまり、8月には社内に新規導入した管理システムに不具合があり、10月にはロンドン証券取引所での株式売買の停止に追い込まれ、親会社のマンガニーズ・ブロンズ・ホールディングスが経営破綻。現在、事業継続を目指して再建手続きに入る事態に陥っています。
2009年からタクシー市場に参入したMercedes Vito
2013年から導入が決まっているNissan NV200
日産NV200は、2009年のデビュー以来世界40カ国で10万台以上を販売し世界各地で数々の賞を受賞している多目的コンパクトバンです。後部座席に3名乗車でき、その後部座席に対面して座れる折りたたみ式の座席が2つあります。スライドドアは、乗客の乗り降りを容易にすると同時に、不意な開閉による歩行者・自転車等への衝突リスクの軽減にもつながります・・・だそうです。
ロンドン・タクシーがドイツ車と日本車だらけになる日も近い?
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