聖ポール大聖堂の対岸にある
グローブ座に行ってきました。
最初のグローブ座は、1599年にシェークスピアの劇団である宮内大臣一座のために建設され、
シェイクスピアの名作の多くはグローブ座で公演されました。
1613年、公演中に舞台装置の大砲によってグローブ座の茅葺屋根に火がつき劇場は全焼し、
2番目のグローブ座が翌年同じ場所に建設されましたが、
1642年清教徒革命の影響により劇場が閉鎖され、
1644年には取り壊されてしまいました。
博物館に展示されている当時の料金入れ
当時のナッツの殻
これは何だったかな?
劇場ができる前は、ミドル・テンプル・ホールや
貴族の館や教会の庭に舞台を作りました。
当時のライバルであったローズ座。バラ園の跡地に作ったのでローズ座なのだそうです。
現在の劇場は、1949年にロンドンを訪れたアメリカ人の俳優・監督であるサム・ワナメーカーにより再建されました。
1970年にはグローブ座トラストとなる組織を設立し、劇場を完成させ、
シェイクスピア演劇を専門とする教育センターと展示場を作りました。
毎年4月から10月までシェイクスピアの作品と、近代作家による新しい劇を公演しています。
ここは貴賓席です。
5ポンドで入場できる土間の立見席には700人入ることができ、桟敷席には900人座れます。
茅葺屋根の上には、現代の消防法に基づきスプリンクラーが取り付けられています。
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