ナショナル・ギャラリーの絵に描かれている睡蓮の池にかかる橋は、歌川(安藤)広重の名所江戸百景に影響を受けていると言われています。
名所江戸百景は歌川広重が安政3年~5年(1856~58年)にかけて制作した浮世絵(連作118枚)で、広重最晩年の作品です。モネの太鼓橋に影響を与えたと言われているのは、その中の「亀戸天神」です。現在ヨーロッパ各地で見る太鼓橋に藤が這わせてあるのは、この絵に藤の花が描かれているからなんですね~。
テート・ブリテンにあるホイッスラーの「青と金のノクターン・オールド・バターシー・ブリッジバターシー橋」は、
江戸百景の中の「京橋竹がし」の影響を受けています。夜の橋を描くという発想が、当時は斬新でした。
アムステルダムのゴッホ美術館にある「日本趣味・梅の花」は、
広重の名所江戸百景の「亀戸梅屋敷」のコピー。
もう一枚、ゴッホ美術館にある「日本趣味・雨の大橋」は、
広重の名所江戸百景「大はしあたけの夕立」のコピーです。広重ってすごくないですか?
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