私は韓国からソウル・ナビというメール・マガジンを隔週で受け取っています。韓流ドラマ友達の紹介で登録したのですが、ドラマや旅行の情報だけでなく、現在の韓国の気候や行事も知ることができます。で、それによりますと、今日は秋夕(チュソク)だそうです。陰暦の8月15日のことで、日本のお盆にあたり、韓国では、当日とその前後の日が国民の祝日とされていて、この期間はほとんどの人が故郷へ帰り、家族や親戚が集まって食事をしたり、墓参りをしたりして過ごすそうです。
早速、うちから歩いて10分のところにある、ヨーロッパ最大のコリアン・タウン、ニューモルデンに行って、チュソクの様子を見てきました。英国在住の韓国人たちにとって、今日は休日ではないので普段と変わらないように見えます。ちょっと違うところといえば、韓国食料品店に、日本のお中元にあたるチュソク・ソンムル(秋夕の贈り物)が並んでいたことでしょうか。韓国では、この時期に、お世話になった人にソンムル・セットを贈る習慣があるそうです。
先祖へのお供えとして、ソンビョン(松餅)を用意します。ソンビョンはうるち米の粉に水を入れ、練り、一口大の大きさにちぎり、ヨモギや松の甘皮などで色をつけて、餅の中に胡麻や栗や豆などをつめ、半月型にして、松葉を敷いて蒸します。その年とれた新米と穀物で作るのが基本です。
季節の果物、ジョン(チヂミ)、ナムル、ソンビョン(松餅)などを並べ、ご先祖様に挨拶します。故郷に帰って、家族や親戚が集まって、食事をして、プレゼントを交換する。これって、ヨーロッパのクリスマスの過ごし方と同じゃないですか?
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