2008年1月24日木曜日

イタリア・ルネッサンスのパイオニア画家

毎週木曜日はニューモルデンの笹山先生の西洋美術史講座に参加しています。テーマはルネッサンスのパイオニア画家たちということで、まずはマサッチオ(Masaccio)のフレスコ画についての講義を聞きました。写真はフェレンツェの鉄道駅近くにあるサンタ・マリア・ノヴェッラ聖堂の壁に描かれている「聖三位一体」です。登場人物をほぼ等身大で描いています。遠近法に基づいて描かれた最初の絵画だそうですよ。

マザッチョの「楽園追放」はフィレンツェのサンタ・マリア・デル・カルミネ聖堂のブランカッチ家の個人礼拝堂に描かれた壁画です。マゾリーの画依頼を受けて、マザッチョが引き継いで、フィリピーノ・リッピが完成しました。禁断の林檎を食べたアダムとイヴが楽園を追放される場面です。

フラ・アンジェリコは、天使のような画僧という意味のドメニコ修道会の画家で、フィレンツェのサン・マルコ修道院の壁画や祭壇画を作成しました。一番有名なのは「受胎告知」で、天使ガブリエルがマリアに神の子を身ごもったことを知らせています。

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