2009年6月2日火曜日

バーミンガム

バーミンガムの中心にある建物はカウンシル・ハウス(1879)です。

隣にあるタウン・ホール(1891)の建物もかなり目立ってますね~。

ヴィクトリア女王の像を目指して階段を上っていくと、

カウンシル・ハウスと同じ建物の横にバーミンガム博物館&美術館の入口があります。

タウン・ホールの裏側には、1873~76年にバーミンガム市長だったジョセフ・チェンバレンの記念碑があります。

その近くにあるのが、ジェームス・ワット(James Watt)の像。蒸気機関の改良を行い、産業革命に貢献したとして、有名な人ですよね。電力を表す単位のワットは彼の名前です。

この人はジョセフ・プリーストリー(Joseph priestley)、科学者、酸素の発見者。

階段に横たわるのは、トーマス・アットウッド(Thomas Attwood)、エコノミスト。

西に進むと、バスクヴィレ・ハウス(Baskerville House)と記念ホール(Hall of Memory)があります。20世紀初期の建物です。

道路の反対側にある「ゴールデン・ボーイズ」の像。右からワット(Watt) 、ボルトン(Boulton、ワットの技術を製品化した企業家)、マードック(Murdock、ガス灯の発明家)。1777年、マードックはワットのもとに職を求めて、故郷のスコットランドから、500キロ離れたバーミンガムまで、徒歩で上京しました。

産業革命といえば、運河・・・ということで、運河沿いを散歩してみましょう。

イギリスの運河は、ロンドン、バーミンガム、マンチェスターといった工業都市と工業都市を結んでいるのが特徴です。

18世紀後半、イギリスは産業革命によって急速に工業化が進み、物資を運搬するために各地に運河が建設されました。

すぐに英国中に運河ができ、大規模な水上交通網が築かれました。

狭い運河を航行するのに、細長いナロー・ボートが活躍しました。

ボートの幅で容積を稼ぐことができないため、長さが求められました。

産業革命を支えたナロー・ボートによる水上運搬も、鉄道の普及によってその役目を終えることになります。

そして産業革命時代にさまざまな物資を運んだ運河も、時代と共にその役目を終えます。

現在、運河はナロー・ボートでクルーズを楽しむ人たちのために観光資源として活用されています。

こちらは聖フィリップ大聖堂です。

建物はバロック様式で、トーマス・アーチャーの設計により、1715年に完成しました。

エドワード・バーン=ジョーンズによるステンドグラス「キリストの昇天」(1887)。

19世紀にバーミンガムは産業中心地として発展し、1905年にバーミンガム教区が確立し、聖フィリップが新規大聖堂となりました。

バーン=ジョーンズによるステンドグラス「最後の審判」(1897)。

聖フィリップはバーミンガムの中心に位置し、オフィス街とショッピング街に囲まれています。

晴れた日はピクニックをする人も多いのですが・・・。

教会の庭は墓地も兼ねています。う~ん、墓地でランチって・・・。

墓石に座ってランチを楽しむビジネスマンたちもいます。

こちらは聖マーチン教会(St. Martin's Church)です。

撮影禁止だったので、中の様子を伝えることができませんが、素晴らしい教会でした。

12世紀からの歴史ある教会で、私はこちらの方が大聖堂に相応しいと思ったのですが・・・。

教会が見える丘の上にはネルソン提督の像。

その隣にはセルフリッジ・デパート。

未来都市にありそうな超モダン建築ですね~。Future Systems設計、2003年完成で、アルミニウムのディスクが15000枚使われています。

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