2017年2月7日火曜日

テート・ブリテン イギリス絵画の歴史 社会的リアリズム ファイルズ、ブラムリー、エッグ

ファイルズ 医者 1891
ヘンリー・テイトの注文で制作された絵。1877年のクリスマスの朝に画家の長男ポールが亡くなりましたが、医者が子供を介護する姿に感銘を受けました。1891年のロイヤル・アカデミー展に展示された時には群衆がこの絵の前に詰め掛けました。

ブラムリー 絶望の夜明け 1888
妻と母は帰らぬ漁師を待ち続け、最後の望みも消えてしまった。窓辺の蜀台は奥に見える荒れた海のどこかで夫が命を落としたことを暗示しています。1888年のロイヤル・アカデミー展に出品され、この絵は直ちに国家に買い上げられました。

エッグ 過去と現在No1  1858
妻の恋人から来た手紙を読んでいる夫。絶望した妻が家を出るために用意された鞄。床の上には芯が腐ったリンゴが転がっています。壁にかかるエは難破船とエデンの園から追放されるイヴ。家庭の崩壊を意味しています。

エッグ 過去と現在No2   1858
父親を亡くして孤児になった娘たち。2と3は同じ日です。

エッグ 過去と現在No3  1858
チャーリング・クロスのテームズ河口のアーチの下で不義理の子を抱いています。

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