メアリ2世の妹のアン女王は朝、お茶は飲むことを好みました。
ケンジントン宮殿のオランジュリーなど、宮殿にお茶を飲むためだけの専用の茶室を作り ました。
アン女王は甘いものが大好きで、宮廷茶会にスパイスで風味をつけた洋梨のパイや、しょうがの砂糖漬けなどを好みました。
アン女王の時代、純銀で大きなティーポットが流行します。アン女王が愛した洋梨型のポットは「クイーン・アン・スタイル」と呼ばれるようになりました。
セント・ジェームズ宮殿でアン女王の従僕として働いていたのがウイリアム・フォートナムです。宮殿内のキャンドルを毎日取り替える作業で、捨てられるキャンドルを売ることを考え、成功しました。1707年、その資金を基に上流階級の人々のニーズに応える店フォートナム&メイソンをオープンさせました。
フォートナム&メイソンは1907年にクイーン・アンという紅茶ブレンドを発表しました。
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