キュー・ガーデンの無料ガイド・ツアーに参加しました。これがガイドさん。かなりご年配の方ですが、知識は豊富です。
まずは、入口近くのライム・ツリー(シナノキ)の話から始め、
パーム・ハウスへ。
温室の中は熱帯ジャングル状態。
室温は27度もありますが、
参加者は熱心に説明を聞いています。
地中海ガーデンを見た後、
温帯植物の温室であるテンペレート・ハウスへ。
この木はSt.Helena Boxwood、学名はMellissia begonifoliaです。セント・ヘレナ島にしか生息しない木で、絶滅寸前の木なのだそうです。
南大西洋に浮かぶ火山島のセント・ヘレナ島は、1502年にポルトガル人によって発見され、インド洋に向かう船の給水地として重要な拠点となりました。1645年にはオランダ人によって占拠されますが、1651年にオランダ人がケープタウンに入植すると、今度はイギリスによって保有されます。絶海の孤島のため流刑地としても使用 され、1815年にワーテルローの戦いで敗れたナポレオンは1821年に亡くなるまでこの島で暮らしました。1869年にスエズ運河が開通するまで、大西洋とインド洋を結ぶ航海の要地として繁栄しました。今でもイギリス領です。
このガイド・ツアーはとても勉強になりました。
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