ナショナル・ギャラリーにはフィリップ4世の肖像画が2枚あります。画家のベラスケスは24歳で宮廷画家になってから30数年、国王や王女をはじめ宮廷の人々の肖像画や宮殿を飾るための絵画を描き続けました。これはフィリップ4世が27歳の時の肖像画です。
そしてこちらは51歳の時の肖像画。あごが2重にはなっていますが、若い時の肖像画とほとんど変わっていません。
同じ年に描かれた「ラス・メニーナス」では、マルガリータ王女の後ろの鏡にフィリップ4世夫妻が写っています。
首にさげているのは金羊毛騎士団の勲章(Order of the Golden Fleece)です。1430年にフィリップ善良公がイングランドのガーター勲章を倣って作られ、スペインでは現在でも存在しています。
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