ロンドン塔のクイーンズ・ハウス(Queen's House)前に、赤い服を着たヨーマン・ウォーダー(Yeoman Warders)集まっています。
ヨーマン・ウォーダーは、ヘンリー7世が1485年に創設したボディーガードで、昔は王宮の警備や、ロンドン塔に収監されている重要囚人の監視するが仕事でしたが、今はロンドン塔のガイドや、儀式への参列が主な仕事です。
通称ビーフイーター(Beefeater=牛肉を食べる人)と呼ばれ、ジンのラベルにもなっています。
紺色の制服は、平時のものでヴィクトリア時代のデザインです。胸にEⅡRとあるのはエリザベス2世女王のことで、Rはラテン語でRegina(女王)の意味です。
赤い制服はチューダー時代のデザインで、儀式用です。
ということは、これから何か儀式が始まるという意味ですよね。
ヨーマン・ウォーダーたちは整列し、
行進の準備をします。
ロンドン塔の武官長(Constable of the tower)が来たら、チーフ・ヨーマン・ウォーダー(Chief Yeoman Warder)を先頭に出発です。
ヨーメン・ウォーダーになるためには、22年以上英国軍(陸軍、空軍、海兵隊)に勤務して、善行章を受けていることが条件になっています。
なぜか海軍出身者はヨーマン・ウォーダーになることができません。過去になにか不祥事でもあったのでしょうか?
彼らは教会の方に向かって歩いていきました。
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