2008年6月30日月曜日

キングストン・マーケット

久しぶりにキングストン(Kingston upon Thames)のマーケットに出かけてみました。

毎週月曜日の朝、駐車場でマーケットが開かれます。

このマーケットで私が必ずチェックするのは、花・野菜・果物。

新鮮で安いので、特に花に関しては、ほとんどマーケットで買い求めています。

ハンプトン・コートのローズ・ガーデン

ハンプトン・コート宮殿にあるローズ・ガーデン。

誰でも無料で入ることができるのに、人影はほとんどないという、お薦めスポットです。

向こうに見える建物はヘンリー8世によって16世紀に建てられたグレート・ホールです。

花の女神フローラの像。

壁にもバラが這わせてあります。

ベンチに座って、ゆっくり鑑賞することもできます。

6月はバラの季節です。

ランブラー・ローズ

ハンプトン・コートのローズ・ガーデンで見つけたランブラー・ローズ。

ランブラー・ローズというのは、上に伸びずに水平または下垂して伸びる蔓バラです。(上に伸びる蔓バラはクライミング・ローズといいます)。

ルーツは野山に自生しているテリハノイバラで、新しく伸びる枝は地面を這うように伸び、居心地のよい場所で地面に根を張り、またそこから新しい枝を伸ばして進んでゆくという性質を持っています。

花の大きさは小輪で、房咲き、初夏の一季咲きの品種が多いです。

これはR. Filipes Kiftsgate(ロサ・フィリップス・キフツゲート)。

コッツウォルズのキフツ・ゲートで発見された品種です。

ヒペリカム

ハンプトン・コート宮殿の庭で見つけたヒペリカム(Hypericum chinense)の花。

中国原産で、中国では金糸桃と呼ばれていますが、日本名はビヨウヤナギ(未央柳)と呼ばれています。

名前の由来は玄宗皇帝が楊貴妃と過ごした地を訪れて、未央宮殿の柳を楊貴妃の眉に喩えて未央柳の情景を詠んだという故事から、美しい花と柳に似た葉を持つ木を未央柳と呼ぶようになったのだそうです。美容柳と書かれることもあります。

金糸梅(キンシバイ)の仲間ですが、長く伸びた雄しべが違います。

2008年6月29日日曜日

ダリッジ・ピクチャーギャラリー

ロンドン南部にあるダリッジ・ピクチャーギャラリーに行ってきました。ここは1817年に一般公開が始まった、英国で一番古い美術館です。

18世紀後半、ポーランドの王のために集めた絵画が、ポーランドの内戦のため渡せなくなった画商が、一般公開されることを条件にコレクションをダリッジ・カレッジに寄付したのが始まりです。

建築家は英国銀行などを手がけたサー・ジョン・ソーン。始めから美術館として建てられたので、窓はなく天井から自然光が入るように工夫されています。建物の中心部には絵画を提供した画商のBourgeoisとDesenfans夫妻の墓碑があります。

その屋根の窓を見て、19世紀のジョージ・ギルバート・スコットが電話ボックスをデザインしました。

お洒落なレストランもあります。

広々とした庭を歩くこともできます。美術館の前からP4バスが地下鉄ブリックストン駅前まで出ていて便利です。

ダリッチ美術館の絵画コレクション

ダリッジ美術館で私が一番好きな絵はレンブラントの「窓辺の少女」です。なんかこっちが見つめられているみたいでしょう?

次に好きなのがムリーリョの「ロザリオの聖母」。親しみやすい聖母子ですよね。

ムリーリョの「花売り娘」。ムリーリョは貧しい人々の絵も多く描いています。

レ二の「荒野の洗礼者ヨハネ」。美青年ですね~。

ヴェロネーゼの「聖ヒエロニムスと寄進者」。16世紀にヴェニスで活躍した画家の絵です。

カナレットは英国で人気があった18世紀のベニス人の画家で、ほとんどの英国の城や館や美術館でカナレットの絵を見ることができます。

ロココ時代に活躍したワトーの絵。

ターナーに影響を与えたクロード・ロランの絵。

ゲインズボロの「リンリー姉妹」。

ルーベンスの「ビーナス、マース、キューピッド」。

2008年6月28日土曜日

アジサイ

日本人学校近くのアジサイが咲く家。

学名・英語名はハイドランジア(Hydrangea)。

日本原産です。1879年にイギリスの園芸家がヨーロッパに持ち帰り、改良しました。

土壌が酸性なら青い花が咲き、アルカリ性なら赤い花が咲きます。

ホランド・パーク

ケンジントンのホテルからの仕事の前、時間があったのでホランド・パークを歩いてみました。

公園南側入口から入ると、しばらく並木道が続きます。

左側のフィールドではクリケットをしている人たちがいます。

これは公園内にあるユース・ホステルの建物。17.95ポンドで泊まれる格安のお宿です。

ユースホステルの裏側は花壇になっています。

孔雀が散歩していました。

「鏡の中のアリス」って感じのオブジェがありました。

これはハーブ・ガーデン。

アヤメ園?

昔ジミー大西の絵の展覧会を見に、ここに来たことがあります。

1991年に造られた京都庭園があります。

Kyoto Gardenという名で、人々の憩いの場所になっています。

ホランド伯爵の像。1952年にロンドン市が土地を買い取って公園にしました。

こちらは地下鉄ホランド・パーク駅に近い北側の入口です。

門の外の道の名前もHolland Park。その先のバス通りもHolland Park Avenue。