11月になると各地で花火大会が催されます。英国では、花火は冬の風物詩なのです。
これは、1603年11月5日に起こった事件に由来しています。400年前、カトリック教徒の間に自分たちをを弾圧する国王ジェームズ1世を暗殺しようという計画がありました。
彼らはウェストミンスター宮殿を国会開会式日に爆破して、国王と国会議員たちを亡きものにしようと企てたのでした。そして36樽の火薬(gunpowder)を用意し、貴族院の地下室に隠しておき、実行の日を待っていました。
幸い、この爆破計画は事前に発覚して、火薬の点火係として地下室に潜んでいたガイ・フォークス(Guy Fawkes)がその場で逮捕されました。この国会議事堂テロの発覚を記念するのが、11月5日のガイ・フォークス・デーなのです。
ガイドブックなどに「ガイ・フォークスに見立てた人形を町中引き回して、巨大な焚き火の上に吊って焼く」って書いてありますが、私はそんなの見たことありません。普通の花火大会だけしか知りません。
うちの隣のサッカー・グランドでは、毎年11月第1金曜の夜に花火大会があります。でも、厳寒の中、コートを着て夜空を見上げるのは結構辛いものがあります。
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