昔、スミスフィールドは、smooth field(滑らかな野原)と呼ばれていました。ロンドン市壁の外側にあり、10世紀ころから家畜の取引の場所であったようです。
スミスフィールドの周りには、Cow Cross Street(牛が通る道)、Cow Lane(牛の小道)、Cock Lane(ニワトリの小道)、Pie Corner(パイのコーナー)などの地名があって、笑えます。昔の「お肉」の取引は生きたままの牛をドナ・ドナ・ドナ・ド~ナと歌いながら(?)スミスフィールドまで引っ張ってきました。
シティーに近い広い場所ということで、夏祭りや公開処刑にも利用されてきました。
聖バーソロミュー病院の壁の記念碑は、ここで1305年に処刑されたウイリアム・ウォレスをスコットランドの英雄として称えたものです。1381年の反乱の首謀者ワット・タイラーがロンドン市長によって殺された場所でもあります。宗教改革時代はカトリックのメアリー1世が、プロテスタントの男女、子どもを火あぶりにした場所としても知られています。
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