18世紀にバースの社交の中心だったパンプルームの入口。
現在はレストランになっており、今でもここで鉱泉水を飲むことができます。
その隣にローマン・バース博物館の入口があります。
中に入ると1880年に発見されたローマ時代の浴場が見られます。
ここが建設されたのは西暦65年ごろ。ローマではネロが皇帝だった時代です。
これが湯元。毎日46℃の湯が110万6400リットル湧き出しています。
湧き出た湯は3つのプールを通りながら、次第に冷えて、エイボン川に流れていきます。
ローマ人たちはここで体を洗うだけではなく、運動をしたり、ゲームをしたり、商談を進めたりしました。
当時の服を着た博物館の案内係に説明を求めることができます。
ローマ人が引き揚げた後、浴場は荒れ果てましたが、17世紀にジェームス2世の后メアリがクロス・バスで不妊症を治し皇太子を生んだことで、バースが注目されます。
18世紀になると、新しい建物が次々と建設され、バースの街に集まる人々に秩序と礼儀を義務づけ、街路の清潔を保って、裕福な人々を招き寄せて、街全体を潤しました。
優雅な柱の立ち並ぶバース・ストリートは、キングス・バスとクロス・バスを往復する人のために1791年に建てられました。
現在、英国で湧き出る天然の鉱泉に入ることができるのは、テルマエ・バース・スパ(ラテン語で公衆浴場の意味)でのみです。
0 件のコメント:
コメントを投稿