コム・デ・ギャルソン(1983)
日本のファッションデザイナー川久保玲が1973年に設立したプレタポルテ・ブランド。ブランド名の由来はフランス語で「少年のように」という意味で、川久保はファッションの正規教育を受けていない。1975年に東京コレクション初参加。同年、表参道のフロムファーストに直営店である青山店をオープン。ギャルソンのスタイルは、社会に流されることのない、自立した女性像をデザインに落とし込んだもので、従来型の女性らしさのない、ルーズなシルエットに黒などモノトーンな色を多様、孤高の女性を描いた。80年代には、黒の服におかっぱ頭の女性が街中を歩き、「カラス族」と言われるスタイルを生み出した。日本で成功をおさめると、山本耀司とパリに渡り、81年にパリ プレタポルテ・コレクションにデビュー。それ以来、パリを中心にコレクションを展開している。
ジョン・ガリアーノ(1984)
ジブラルタル生まれ。セントマーチンズのモード科を首席で卒業。卒業制作のコレクションがロンドンのサウス・モルトン・ストリートのブティック「ブラウンズ」のショーウィンドウを飾り、好評を呼んだ。デビュー当初はジャケットをボトムに使った「さかさまの服」、ジャケットを逆さまにそして裏返しにしに着たデザインなど、アヴァンギャルドさが話題を集めた。85年、ロンドンコレクションでデビュー。 当初はデリケートなバイアスカットのドレスと、オーダーメイド・スーツは高い評価を得た。
マルコム・マックイーンとヴィヴィアン・ウエストウッド(1976)
1971年にマルコムと共に、ブティック「レット・イット・ロック」をキングスロード430番地にオープン。1974年、店名を「SEX」に変え、1975年にマルコムと共にパンク・ロック・バンド、セックス・ピストルズをプロデュースして、前衛的なパンクのスタイルを流行させ、「パンクの女王」と呼ばれることになります。1979年、ブティックを「ワールズ・エンド」に変更。この店舗は現在もキングスロード430番地に存在しています。
その後デザインの傾向を19世紀以前のヨーロッパの衣装からインスパイアされた、エレガントな路線に変えました。1993年、レディース部門を分割し、ファーストラインはヴィヴィアン・ウエストウッド ゴールドレーベル、プレタポルテおよびライセンスはヴィヴィアン・ウエストウッド レッドレーベルとなりました。1998年には、過去のコレクションを復刻したカジュアルラインであるアングロマニアを発表しました。
マルコム・マックレーンとヴィヴィアン・ウエストウッド (1982-83)
マルコム・マックレーンとヴィヴィアン・ウエストウッド (1984)
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